皆様、いつもお疲れ様です。
5月に入りました!!!!!
さて、今回は”OODAループ”についてお話しますね!
ん??
”OODAループ”??とは?
私も、改善改良の対策を練る中で知った言葉と方法になります。
では、”PDCAサイクル”はご存じな方は多いのではないのでしょうか。
PDCAサイクルは、上記の通り、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(対策・改善)の4つのプロセスを繰り返し、目標達成や業務改善を行うフレームワークです。
Plan→Do→Check→Actionの4つのステップを順番に繰り返し、最後のステップであるActionまで終わったところで、また最初のPlanに戻ります。
この一連の循環は「PDCAサイクル」と呼ばれ、継続的にプロセスを改善し続けることで、業務改善を進めます。
会社等でも聞いたことありますよね???
現在では、品質・生産管理にとどまらず、経営管理や人材マネジメントなど、さまざまな場面でPDCAサイクルが活用されています。
では”OODAループ”とは?
OODAは、PDCAと同じように4つのステップに分かれています。
「Observe(観察)」
「Orient(状況判断、方向づけ)」
「Decide(意思決定)」
「Act(行動)」
という4つの活動の頭文字をとって「OODA」(ウーダ)と名づけられました。このOODAは、朝鮮戦争時代に米国空軍のパイロットとして活躍し、のちに教官を務めたジョン・ボイド氏が、戦場という極限の状況において、パイロットたちが瞬間的に戦略的な思考や判断ができるようにと航空戦術の思考法として考案したものです。
この考え方を、「指示を待たずに自走できる組織づくり」の手法としてビジネスの場でも活用しようという動きが生まれ、注目を集めるようになりました。OODAは、PDCAサイクルのようにひとつのステップが終わったら次のステップへと進むという流れではなく、4つの活動を瞬時におこなうことで成果をあげる手法とされています。このため、「OODAサイクル」ではなく「OODAループ」と呼ばれています。
①結果が出るまでのスピードが速い
OODAループにはいかに短時間で効率的に意思決定ができるかという考え方が根底にありますので、緊急事態やトラブル対応に強みを発揮します。スピード感を持って進められる理由として、OODAループは「計画の立案」をして他者の承認を待つことなく、その場の状況の観察・把握から仮説構築に入るため、実行までのプロセスが短くなります。
②臨機応変に行動できる
OODAループは現場の担当者が柔軟かつ迅速に、問題解決に向けた意思決定ができるようになります。また、データをもとに何をすべきか判断するスキルを高めることができれば、事前にトラブルを回避することにも役立ちます。
③個人の裁量が大きい
OODAループでは個人やチームといった小規模なメンバーでの行動を基本としています。したがって、社員一人ひとりが責任を持って、主体的に対応していくことになります。
近年PDCAサイクルの代わりに注目されているのがOODAループです。
PDCAサイクルが事前に立てた計画に対して、忠実に実行し、中長期的な成長のサイクルを生み出していく一方で、OODA(ウーダ)ループは迅速に意思決定し、柔軟に臨機応変に対応していき、短期的な視点で改善を進めるものです。
両方ともメリットはありますので、上手く取り込み、活用しながら現場に落とし込めるようにしていきたいと考えてます!!